便秘の解消には食物繊維と酸化マグネシウムの摂取が効果的

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 腸の動きを良くして便秘を解消するには、腸内細菌叢(そう)を改善する必要があるが、じつは最近、マグネシウムとあるものを足すことで、より効果的に腸内環境を改善できることがわかったという。「Journal of Nutritional Biochemistry」に掲載された、早大先進理工学部の佐々木裕之氏らのチーム研究によると、難消化性デキストリンと低用量の酸化マグネシウムの併用投与により、腸内細菌の短鎖脂肪酸と乳酸の産生が増加したことを報告している。

 短鎖脂肪酸は、腸内細菌叢が作る、酢酸、プロピリン酸、酪酸といった有機酸のこと。腸内を弱酸性に保って悪玉菌の活動を抑えたり、大腸の蠕動(ぜんどう)運動を促進して便秘を良好にしたりする。また、乳酸には、短鎖脂肪酸と微生物の組成と代謝や免疫など宿主の生理学的状態を調節する働きがある。

 便秘で悩んでいる人は頭の隅に残しておきたい情報だ。

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