便秘持ちは“健康に”長生きはできない…高血圧だと脳卒中やくも膜下出血のリスクが上昇

公開日: 更新日:

 便秘は、かつては消化器科の医師においても関心が低いものだった。しかし、2012年に約30年ぶりに便秘の治療薬が発売され、17年には初のガイドライン「慢性便秘症診療ガイドライン2017」が発刊。それ以降も新薬が次々に発売され、「便秘は、治療が必要な慢性便秘症という病気」という認識が、消化器内科医を中心に浸透しつつある。一方で、一般の人にとっては「たかが便秘」という思い込みが依然強い。冬は、寒さで交感神経が優位に働き腸の働きが鈍くなること、そして水分不足や運動不足から便秘になりやすい季節だが、改めて便秘についての正しい知識を持ってはどうか。「慢性便秘症診療ガイドライン2017」の作成委員長を務めた川西市立総合医療センター総長の三輪洋人医師(消化器内科専門医)に話を聞いた。

「近年、便秘を治療する新薬が複数登場し、さらには便秘自体がさまざまな病気とリンクしていることが研究で明らかになり、便秘はコントロールすべきものという医学的コンセンサスが得られるようになってきました」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」