著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

目標は小さくていい…数多く積み重ねることがやる気アップにつながる

公開日: 更新日:

 人間は誰かとコミュニケーションを取ることで、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンやオキシトシンの分泌が促され、精神衛生を保つことができます。あまり乗り気ではない仕事だったとしても、日常の中で幸せホルモンを生み出せるコミュニケーションを取ることに留意すれば、ストレスを抱え込まずに済みます。裏を返せば、コミュニケーションを取る機会が少なくなると、不満を感じたり、やる気が低下したりしてしまう。些細なことでも構いませんからコミュニケーションを図った方がいいというわけです。

 その上で、さらにやる気を育むなら、「小さな成功体験」を積み重ねていくことが大切です。モチベーションは、大きな目標をかなえる以上に、意外にも小さな成功の積み重ねこそが重要なのです。

 ひとつの大きな仕事にさまざまなチームで取り組んでいる場合、仕事の全体像が見えにくくなり、そのプロジェクトの歯車のひとつとして稼働している自分が、「一体何をしているのか」わからなくなってしまうことがあると思います。

 そんなときに、上司や同僚からのフィードバックがあると、自分の居場所、やっていることが見えやすくなります。誰からも何も言われない……。つまりコミュニケーションがないと、仕事の小さな達成感を実感できず、自分だけ浮いているのではないかと不安に包まれてしまいます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃