著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【パクチー】滞った「気」を流してリラックスさせ深い眠りに導く

公開日: 更新日:

 中医学では、眠りが浅く夢を多く見る状態は「気の巡り」が悪くなっていることが原因であると考えます。気の巡りは西洋医学の自律神経に重なります。気が滞るとそのコントロールが利かなくなることでイライラ、情緒不安定、そして眠りが浅い、夢を多く見るといった不調が現れるのです。そのほか、胸や脇に張った痛みがある、胃が張る、ゲップやガスが多い、目が疲れるといった特徴も見られます。

 改善のためには、気をスムーズに巡らせる作用のある食材をしっかり取り入れることが大切です。

 おすすめは「パクチー」。滞った気を流してリラックスさせることで、深い眠りに導いてくれる効能があります。ストレス解消にも欠かせない食材で、ストレスによる胃痛、食欲不振にも効果的です。また、食後のお腹の張りや胃もたれを改善する効果もあるので、食べ過ぎがちなこの時期にもおすすめです。

 パクチーというと、エスニック料理のイメージが強い人も多いでしょうが、和食に使ってもおいしくいただけます。三つ葉のように使いこなしてみましょう。独特の風味が苦手な人は、ごま油と組み合わせるとクセがやわらぎます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景