著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【フェヌグリーク・メティ】滋養強壮や栄養補給で授乳期女性に人気

公開日: 更新日:

 フェヌグリークに含まれる栄養素で特化しているのは豊富な食物繊維です。朝食でフェヌグリークの食物繊維8グラムを摂取した肥満の被験者8人は、摂取しなかった被験者よりも満腹感を強く感じ、昼食のドカ食いを防ぐことができたことがわかっています。

 12人の男性に対し1日1.2グラムのフェヌグリーク種子抽出物を2週間摂取してもらった実験では、脂質摂取が減少し、全体のカロリー摂取が12%減少したという報告があります。

 また、別の研究ではフェヌグリーク茶が食欲を減退させる報告も。さらに、コレステロール値を下げ、血糖値を調節し、便秘のリスクを減らす効果もわかっているのです。男性の更年期障害の指標を示すAMSスコアも、フェヌグリーク加工食品を4週間摂取した場合で改善傾向が見られる報告がありました。

 調味料としてだけでなく、お茶や水につけておくことでフェヌグリーク水を作ることもできますよ!

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」