著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

ドラゴンフルーツはバナナの65倍の不溶性食物繊維で便通を促す

公開日: 更新日:

 ドラゴンフルーツはサボテンの仲間。外皮が龍の鱗のような見た目をしていることからその名前がつけられたと言われます。英語では「ピタヤ」と呼ばれますが、現在ではドラゴンフルーツという名前の方がメジャーかもしれません。英名では「Pitaya」のほか、真夜中に花を咲かせることから「NIGHT BLOOMING CEREUS(夜に咲くサボテン)」という呼び名も。「夜の女王」と呼ばれることもあるそうです。

 東南アジアや中南米などで栽培されてきましたが、近年ではオーストラリア、スペイン、日本などでも栽培されています。ピュレ状(シャーベット状)にして、果物、シリアル、グラノーラなどに蜂蜜をかけた「ピタヤボウル」も話題になりました。また、農薬をあまり使用せずに栽培できることでも有名で、より健康的な食事を求めている方からも注目を浴びています。

 そんなドラゴンフルーツのエネルギーは100g当たり50kcal。8割近くが水分なので、非常に低エネルギーで夏場の熱中症予防にも役立ちそうです。そして、水に溶けにくい不溶性食物繊維も100g当たり1.6g含まれています。これはバナナのなんと約65倍もの量。不溶性食物繊維には、便のカサを増やして排便促進したり、腸内細菌(善玉菌)のエサとなって腸内環境を整える作用が期待できます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも