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中根わたる

日本医学柔整鍼灸専門学校教員、はり師、きゅう師。

ペット用の鍼灸治療はあるのか…動物にも人間と同数のツボがある

公開日: 更新日:

 実はペットにも人と同じようにツボ「経穴」があり、その経穴を結んだ「気」の通り道「経絡」もあります。

 WHOが認めた人間のツボの数はおよそ360カ所。動物もほぼ同数あります。ただし動物は骨格や体形が人間と異なるため、人間と同じツボもあれば、動物独自のツボもあります。そしてツボがあるということは、動物への鍼灸治療も可能ということになります。

 例えば、足三里。腹痛、下痢、嘔吐など胃腸の不調、さらには膝痛や足のしびれなどの足のトラブルに効くとされますが、動物にも前足と後ろ足にそれぞれ「前三里」「後三里」があります。

 また自律神経を整え、リラックスに導く頭のてっぺんにあるツボ「百会」は、動物の場合2カ所あります。ひとつは、同名の「百会」で左右の耳の付け根の中央を結んだ線と眉間の線上の交点、そしてもうひとつは骨盤の一番広い部分と背骨が交わるところ。名前は「腰百会」といいます。

 ペットはよく人間を見上げるため、首が凝りやすく、目の疲れが起こりやすいため、耳の後ろから首の付け根あたりにある皮膚を、人さし指と親指で軽くつまみクルクル回転させ移動しながら刺激してあげるとよいでしょう。ここは「風池」というツボになります。

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