シーズン真っ只中…肌トラブルを引き起こす「花粉皮膚炎」に注意

公開日: 更新日:

 花粉症のシーズンがピークを迎えている。日本人の2人に1人が罹患している花粉症は、鼻炎や目のかゆみの症状が一般的だが、近年、肌のかゆみや痛み、瞼の腫れといった皮膚トラブルを起こすことが知られつつある。「成増駅前かわい皮膚科」院長の河合徹氏に聞いた。

 ◇  ◇  ◇

 花粉症で生じる鼻水やくしゃみ、目のかゆみは、大気中を飛散するスギ花粉が鼻の粘膜や目の角膜に付着することで引き起こされる。ただ、花粉は皮膚にも付着する。

「皮膚に花粉が付着すると免疫細胞が働いて排除しようと炎症が起こり、湿疹やかゆみ、ヒリヒリとした痛みの症状が現れます。とりわけアトピー性皮膚炎や乾燥肌の人の場合、皮膚のバリアー機能が低下して表面に傷ができやすく、そこから体内に花粉が侵入しやすい。悪化すると瞼が赤く腫れたり、人によっては顔全体に散らばるように赤みやむくみが出現するケースもあります。顔や首など、花粉に触れやすい部位に湿疹ができるのが特徴です」

 アトピー性皮膚炎でなくても、花粉が多く飛ぶ地域で長く生活している人や、屋外での仕事に従事していると、花粉を浴びる頻度が高く花粉皮膚炎を起こしやすい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった