シーズン真っ只中…肌トラブルを引き起こす「花粉皮膚炎」に注意

公開日: 更新日:

 ある40代の女性は、首の湿疹と瞼の腫れで皮膚科を受診。問診で花粉症があるかを聞かれ、20年前から鼻水や目のかゆみがあり、年々悪化していることを伝えた。湿疹が首と顔に限定されている点から、アレルギー検査を行うとスギ花粉がアレルゲンとして認められ、花粉皮膚炎と診断された。

「治療は一般的な花粉症の症状と同様に抗ヒスタミン薬の内服や、皮膚の炎症に対してはステロイド外用薬を処方します。1週間~10日塗布すると湿疹は治まりますが、内服や保湿剤だけだと症状が再発しやすい方には、湿疹の予防効果のある塗り薬も使用します。ステロイド外用薬を予防目的で塗り続けるのは、皮膚が薄くなって逆に赤みが残りやすくなるためおすすめできません」

 副作用のリスクからステロイド外用薬の使用に抵抗がある人も少なくないが、湿疹は中途半端な治療で長引かせるよりも、適切な強さのステロイド外用薬を使用し、速やかに症状を取る方がむしろ副作用が起こる頻度も低くなるという。ステロイド外用薬の副作用が心配であれば、皮膚科専門医に相談するといい。


■スキンケアを徹底する

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々

  4. 4

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  5. 5

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  1. 6

    カミソリをのみ込んだようなのどの痛み…新型コロナ「ニンバス」感染拡大は“警戒感の薄れ”も要因と専門家

  2. 7

    萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」

  3. 8

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  4. 9

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  5. 10

    辻希美“2億円豪邸”お引っ越しで「ご近所トラブル」卒業 新居はすでに近隣ママの名所