後悔しない歯科治療(2)安価なインプラント「一式10万円」の落とし穴

公開日: 更新日:

 ブリッジ、入れ歯ともに保険が適用され、安価な治療費で済むが、そうしたデメリットを敬遠して保険適用外のインプラントを選択する人が増えている。インプラントは、あごの骨に埋め込むチタン製の人工歯根のことで、その上に人工の歯を固定する。

 インプラント治療で大切なのは信頼できるメーカーの製品を使用している歯科クリニックを選ぶことだ。世界的に信頼されているのがスイスのストローマン社のもので、1974年からの実績データが蓄積され、10年後の生存率は98.8%との報告がある。

「当クリニックも使用しています。メンテナンスを行っていれば50年は持つと考えています。治療費は基本1本当たり税別で35万円ほどで、その耐久年数を考えればコストパフォーマンスは高いのではないでしょうか」(今枝誠二院長)

 歯科クリニックのなかには「一式10万円」といったような格安を売り物にしているところもあるが、インプラントのチタン含有量を減らしている場合もあり、骨との接合が弱くて外れてしまうこともある。「安物買いの銭失い」になることは避けたい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々