後悔しない歯科治療(2)安価なインプラント「一式10万円」の落とし穴

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 ブリッジ、入れ歯ともに保険が適用され、安価な治療費で済むが、そうしたデメリットを敬遠して保険適用外のインプラントを選択する人が増えている。インプラントは、あごの骨に埋め込むチタン製の人工歯根のことで、その上に人工の歯を固定する。

 インプラント治療で大切なのは信頼できるメーカーの製品を使用している歯科クリニックを選ぶことだ。世界的に信頼されているのがスイスのストローマン社のもので、1974年からの実績データが蓄積され、10年後の生存率は98.8%との報告がある。

「当クリニックも使用しています。メンテナンスを行っていれば50年は持つと考えています。治療費は基本1本当たり税別で35万円ほどで、その耐久年数を考えればコストパフォーマンスは高いのではないでしょうか」(今枝誠二院長)

 歯科クリニックのなかには「一式10万円」といったような格安を売り物にしているところもあるが、インプラントのチタン含有量を減らしている場合もあり、骨との接合が弱くて外れてしまうこともある。「安物買いの銭失い」になることは避けたい。

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