後悔しない歯科治療(2)安価なインプラント「一式10万円」の落とし穴

公開日: 更新日:

 虫歯などで歯を失ってしまった場合の主な治療方法として「ブリッジ」「入れ歯」「インプラント」の3種類がある。

 ブリッジは、失った歯の両隣にある歯を土台にして橋を架けるように中央の人工の歯を支える。

「ただし、土台にするために健康な歯を削って、銀歯をはめ込むことになります。銀歯なので、金属アレルギーのリスクや耐久性が低くて虫歯になりやすいといった問題もあります」とアイムスデンタルクリニックの今枝誠二院長は指摘する。

 一方、入れ歯は両隣の歯を削る必要がない。その代わり、両隣の歯に金属製のバネを引っかけて、中央の人工の歯を支える。前側の入れ歯だと、その金属が人目に触れてしまい、見た目がよくないというデメリットがある。

「入れ歯自体は歯茎に乗っているだけで、普通の歯の3分の1くらいの力でしか噛めません。また、食事をするとバネと歯の間に食べかすが残るので、その都度洗浄する必要があり、日常生活において不便さを感じることが多くなります」(今枝誠二院長)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 2

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  3. 3

    国民民主党「新人都議」に渦巻く“スピリチュアル疑惑”…またも露呈した候補者選定のユルユルぶり

  4. 4

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  1. 6

    高橋真麻がフジ港浩一前社長、大多亮元専務を擁護の赤っ恥…容姿端麗な女性集めた“港会”の実態知らず?

  2. 7

    参院選「自民裏金議員15人」で当確5人だけの衝撃情勢…比例は組織票があっても狭き門

  3. 8

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 9

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  5. 10

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?