蒸し暑い夏が到来…糖尿病の「水虫対策」はどうすべきか

公開日: 更新日:

 あと半月もすると、ジメジメ、ムシムシの夏がやってくる。糖尿病とその予備群にとっては水虫が気になる季節だ。人によっては水虫がきっかけで足を失う人もいる。それを予防するためにいま何をやるべきか? 糖尿病専門医で「しんクリニック」(東京・蒲田)の辛浩基院長に聞いた。

 ◇  ◇  ◇

 日本の梅雨は毎年5月中旬から7月初旬・中旬に訪れる。日本気象協会の今年の梅雨入り予想によると、沖縄は5月中旬ごろ、近畿・関東甲信は6月上旬ごろとなっている。

「水虫の原因はカビの一種である白癬菌の感染です。白癬菌は床やバスマット、スリッパなどいたるところにいて、感染の機会をうかがっています。付着したら必ず感染するわけではありませんが、免疫力が落ちている人は感染しやすい。糖尿病で高血糖状態が続いている人は、白血球や免疫に関わる細胞の機能が低下していて、細菌や真菌などに感染しやすくなっています」

 さらに、糖尿病神経障害を発症している人は、足の感覚が鈍くなったり血流が悪くなったりして、必要な栄養や酸素が行き渡らなくなって感染症が増えやすいことがわかっている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波