著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

人と接するときは「ツンデレ」で…好印象を与え作業意欲を高める

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 例えば、参加者を合宿所のような場所に連れて行き、逃げられないように隔離するとしましょう。参加者はいつ解放されるか分からない不安にかられる。すると突然、周りの人間からすごい勢いで罵倒され始め、徹底的に落とし込められる。そして、主催者と周りの人が、今度は応援し勇気づける。

 つまり、長時間の拘束によって自我を揺さぶり、罵倒で崩壊させ、弱っているところで再凍結させることで人の心は支配されてしまうのです。特に、徹底的に落とした後のフォローは効果抜群だということです。

 自分が弱っているときこそ、つけ込まれるスキは生まれます。ツンとデレは、時に悪用されることを忘れないように。

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堀田秀吾著(日刊現代・講談社 900円)

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