がん最新治療 「陽子線」はピンポイントの攻撃力が強み

公開日: 更新日:

「放射線治療は、体の外側や内側から放射線をがんに向けて複数回照射し、がんの縮小・消失を狙う治療。放射線には種類があり、放射線治療の一種として陽子線治療があります」

 漫画「ドラゴンボール」を見たことがある人は、必殺技「かめはめ波」を思い浮かべてみてほしい。「かめはめ波」をがんに向けて放ち、敵を攻撃する。これが放射線治療だ。

 従来の放射線治療ではX線やガンマ線という光子線が用いられてきた。ただ、これらのピークは皮膚から1~2センチほどの深さで、そこから先は線量が低下し続ける。「かめはめ波」で言えば、敵より手前の障害物は力強くなぎ倒せても、敵に届いた時にはパワーが落ちていて十分に倒せない可能性がある。

■放射線より効果が高く副作用が少ない

「一方、陽子線治療では、水素の原子核である陽子を加速しエネルギーを高めてできる陽子線を照射します。がんの深さや形状に合わせて、どこで最大のエネルギーを放出するか、どこで照射が止まるかを設定できるため、がんに線量を最大限にあてられ、かつ正常組織や臓器へのダメージは最小限に抑えられます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る