巨大台風が招く「気象病」…怖いのは風雨だけじゃない

公開日: 更新日:

 そもそも気圧とは空気の押す力のこと。普段は意識しないが、地上の人間は空気により普段15トンの力がかかっているとされる。気圧が1ヘクトパスカル低下すると海面が1センチ上昇するとされ、体内の60%が水分の人間の体にも気圧変化は大きな影響を及ぼす。

 通常の地上の気圧は1013ヘクトパスカル程度だが、台風の接近により12~24時間で通常の気圧から20~30ヘクトパスカル低下する場合も少なくない。

「高い空を飛ぶ飛行機内でお菓子の袋がパンパンに膨らむのを見ることがあるでしょう。それと同じで気圧が急激に下がると体は膨張します。気圧の低下が大きいということは膨らみがより大きくなるということです。このとき体液の分布も変わり、体がむくむ。血管の外側に体液が溜まり、血管内では血流障害が起きやすくなります」

■改善には漢方薬を飲んで体を動かす

 気象病は自律神経が乱れやすい人がかかりやすいため、本来は時間をかけて生活習慣や食事などを改善することが必要だ。しかし、すぐに気象病に備えたい人、短期で症状を改善したい人は、まずは耳の血流を改善するストレッチがおすすめだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か