著者のコラム一覧
荒川隆之薬剤師

長久堂野村病院診療支援部薬剤科科長、薬剤師。1975年、奈良県生まれ。福山大学大学院卒。広島県薬剤師会常務理事、広島県病院薬剤師会理事、日本病院薬剤師会中小病院委員会副委員長などを兼務。日本病院薬剤師会感染制御認定薬剤師、日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師といった感染症対策に関する専門資格を取得。

新型コロナワクチンの定期接種がスタート…自己負担の費用はどうなる?

公開日: 更新日:

 10月1日から自治体による新型コロナワクチンの定期接種が始まります。定期接種の対象者は、65歳以上の高齢者や重い基礎疾患を持つ60~64歳の人になります。接種費用の一部は国が市町村に助成し、自己負担額は最大7000円となりますが、3000円台としている市町村が多いようです。

 ちなみに筆者が居住している広島市は3200円となる見込みです。この自己負担額は市町村により異なりますので、居住の市町村にお問い合わせいただきたいと思います。

 一方、対象外の人は任意接種となり、原則全額自己負担となります。費用は医療機関がそれぞれ決めることになるため、病院やクリニックによって異なります。筆者が複数の医療機関に聞き取りを行ったところ、1万5000円前後とされる施設が多いようです。

 他疾病ワクチンとの接種間隔については、インフルエンザの予防接種は同時接種可能で、その他の予防接種との間隔は「13日以上あけること」とされていました。しかし、厚労省は「新型コロナワクチン接種体制確保事業に係る自治体向け説明会」において、4月以降は定期接種実施要領の規定通り、「注射生ワクチン以外のワクチンにおいては接種間隔を定めず、医師がとくに必要と認めた場合は同時接種を行うことが可能」としています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省と自治体に一喝された過去

  2. 2

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  3. 3

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  4. 4

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  5. 5

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  1. 6

    清水賢治社長のセクハラ疑惑で掘り起こされるフジテレビの闇…「今日からシリケン」と“お触り続行”の過去

  2. 7

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  3. 8

    千葉を「戦国」たらしめる“超過密日程”は今年の我が専大松戸に追い風になる手応えを感じています

  4. 9

    趣里はバレエ留学後に旧大検に合格 役者志望が多い明治学院大文学部芸術学科に進学

  5. 10

    参政党が参院選で急伸の不気味…首都圏選挙区で自公国が「当選圏外」にはじかれる大異変