【米ぬか玄米カイロ】気持ち良いと感じる温かさが持続

公開日: 更新日:

 やがて同じように頑張っている女性たちの健康をケアする商品をつくれないかと考えるようになり、子育て世代の女性のニーズを改めて拾っていくうちに、この米ぬかにたどりついたという。

「昔から米ぬかを使って温める方法は郷土にあったのと、なによりも原価が安く、廃棄量があるものの中で活用が見つかっていないのが米ぬかだったんです」

 開発の肝となる配合には苦労した。

「他社さんの商品はすごく熱くなるんですけど、すぐ冷めちゃうんです。そこで塩を入れたり、玄米や温めの効能がある地元特産の地這いよもぎを入れたりして調節。人が気持ち良いと感じる最適な持続的な温かさを確保する点に苦労しました」

 ちなみに通常の温め方である電子レンジで1分加熱した場合で、1日6回使用し約2年間の継続使用が可能だという。

 繰り返し使え、かすかな蒸気も出る湿熱カイロは、ネット販売を中心に広がり、今では全国から引き合いが来る人気商品となっている。


「最初は鍼灸院さんからの注文で、ネット販売で30分ぐらいで売り切れてびっくりしました。その他に名古屋の子宮ケアのサロンも。女優の二階堂ふみさんに使っていただいていることがネットでも紹介された時はすごく話題になって」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発