「米ぬか」はアルツハイマー病の治療に役立つのか…医師主導研究がスタート

公開日: 更新日:

 東京歯科大学市川総合病院では今、ある臨床試験への参加希望者320人を募集している。目的は「米ぬか成分によるアルツハイマー病への治療効果」を確かめること。主任研究者である同病院准教授の宗未来医師(精神科医)に話を聞いた。

 ◇  ◇  ◇

 米ぬかは、米の命ともいわれる胚芽と、それを守る種皮や果皮から成り、玄米の栄養素の90%以上が含まれているともいわれる。

「中でもフェルラ酸という老化の進行を緩やかにする抗酸化作用、抗炎症作用のある成分は認知症で最も多くを占めるアルツハイマー病の進行抑制や治療に役立つことを示唆する研究が複数報告されています」(宗医師=以下同) 

 アルツハイマー病の病理としては、アミロイドベータというタンパク質が脳の神経細胞外にたまることで、神経細胞にダメージを与えるというアミロイド仮説が主流とされている。

 すでにマウスを用いた動物実験では、米ぬか成分を摂取したマウスは、摂取しないマウスと比べて、記憶をつかさどる脳の海馬や大脳皮質といった場所へのアミロイドベータの蓄積が59~73%も減少することが示されている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ前監督・吉井理人氏が佐々木朗希を語る「“返事もしなかった頃”から間違いなく成長しています」

  2. 2

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」

  3. 3

    矢沢永吉ライブは『永ちゃんコール』禁止で対策も…B'z『客の大熱唱』とも通じる“深刻な悩み”

  4. 4

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  5. 5

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  1. 6

    巨人ドラ1岡本和真 本塁打1本「小遣い1万円」に祖父母悲鳴

  2. 7

    「将軍 SHOGUN」シーズン2も撮影開始 2026年は柄本明、平岳大ら海外進出する日本人俳優に注目

  3. 8

    辰己涼介は楽天残留が濃厚 ソフトバンク東浜巨らFA行使“残り物”たちの気になる行方

  4. 9

    新大関・安青錦に追い風? 八角理事長が看破した横綱・大の里「左肩回復遅れ」

  5. 10

    ブルージェイズ岡本和真に「村上宗隆の2倍」の値段がついたカラクリ