頭痛の正しい対処法(3)最も多い緊張型頭痛…高い枕が原因かも

公開日: 更新日:

「それでもよくならない場合は、頭痛外来や頭痛に詳しい医師の受診をお勧めします」

 中込院長はこうアドバイスします。

「1次性頭痛の中で最も強い頭痛が群発頭痛です。季節の変わり目に多く、患者さんのほとんどが20~40代の男性。片目がえぐられるような激痛で、同時に目の充血や涙目、鼻水などがみられます。注射薬や点鼻薬の使用で10~20分ほどで治まってきますが、中には効果のない人もいます」

 ところが特効薬ともいえる注射薬が、最近入手困難になっており、点鼻薬にいたっては全く手に入らないそうです。厚労省はこういった医療現場の実情をくみ取ってほしいものです。

 他にも、睡眠時頭痛という耳慣れない頭痛もあります。「目覚まし時計頭痛」ともいわれていて、夜眠っている間(多くは午前2~4時)に、頭痛で目が覚めるというものです。

「患者さんの9割は50歳以上です。起き上がって読書やテレビを見る、コーヒーなどを飲むと治まることが多いのです。治療や予防にはカフェインが使われています」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    「SIAM SHADE」DAITAがメンバー4人を提訴報道…人気バンドを巡る金銭問題と、「GLAY」は別格のワケ

  2. 7

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  5. 10

    《あの方のこと?》ラルクhydeの「太っていくロックアーティストになりたくない」発言が物議