ドラマの撮影中は紙パンツを…俳優・橋爪淳さん大腸がんとの闘いを語る

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 手術が怖くて検査に行かない人が多いと聞きます。自分もまさにそうでした。でも、あんなにひどい状態でも治るので、怖がらずになるべく早く受診するといいと思います。もともとネガティブな性格ですが、今回の手術は怖くありませんでした。たぶん10年前から演技を習い始めたからだと思っています。

 それまでの自分は、誰かに何かを教わるのが嫌いで、独学で俳優をやってました。

 でも50歳を過ぎてそれでは通用しないとわかって、師匠について勉強しました。演技をするということは、「我」を離して役に集中することです。そこに橋爪淳という「我」が出ちゃうと、役としての存在が危うくなる。

 手術に対しても「これは演技を鍛え直す修業」だと思うことにして、「我」を離すことができたので、検査や治療にワクワクできた気がします。もちろんつらいことはつらかったんですけどね。

 今となっては、修業を終えたすがすがしさがあります。実際、ずっと昔からの便秘症が治って、まるで小学生の頃のような便が出るようになったんです。本当に感動しました。あんなに美しい便を見たことがなかったので拝みましたよ(笑)。ついでに言うと痔も治りました(笑)。

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