ドラマの撮影中は紙パンツを…俳優・橋爪淳さん大腸がんとの闘いを語る

公開日: 更新日:

 手術が怖くて検査に行かない人が多いと聞きます。自分もまさにそうでした。でも、あんなにひどい状態でも治るので、怖がらずになるべく早く受診するといいと思います。もともとネガティブな性格ですが、今回の手術は怖くありませんでした。たぶん10年前から演技を習い始めたからだと思っています。

 それまでの自分は、誰かに何かを教わるのが嫌いで、独学で俳優をやってました。

 でも50歳を過ぎてそれでは通用しないとわかって、師匠について勉強しました。演技をするということは、「我」を離して役に集中することです。そこに橋爪淳という「我」が出ちゃうと、役としての存在が危うくなる。

 手術に対しても「これは演技を鍛え直す修業」だと思うことにして、「我」を離すことができたので、検査や治療にワクワクできた気がします。もちろんつらいことはつらかったんですけどね。

 今となっては、修業を終えたすがすがしさがあります。実際、ずっと昔からの便秘症が治って、まるで小学生の頃のような便が出るようになったんです。本当に感動しました。あんなに美しい便を見たことがなかったので拝みましたよ(笑)。ついでに言うと痔も治りました(笑)。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景