ドラマの撮影中は紙パンツを…俳優・橋爪淳さん大腸がんとの闘いを語る

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 その際、心臓の痛みを訴えたところ、大腸の腫瘍が影響して「狭心症」の症状が出ることがあるんですって。狭心症の発作が起こったとき「ニトロ」の舌下錠を服用したら治ったので、「間違いなく狭心症ですね」ってことでした(笑)。

 手術はダヴィンチ(腹腔鏡手術支援ロボット)で行われました。お腹に5カ所穴を開けて、そこからアームを入れ腫瘍を切り取るんですが、5センチのがんとなると付近に散っている可能性もあるとのことで、腫瘍の前後を含めて腸を20センチも切りました。そうなると、穴からは取り出せないので下腹部を切開して摘出したそうです。肛門付近だったので、人工肛門になるかもしれないと聞いていましたが、7時間に及ぶ慎重な手術でギリギリ回避していただきました。

 麻酔から目覚めたあと、つらかったのはめまいです。目を開けても閉じてもグルグルグルグル回転木馬に乗っているみたいですごいんです。痛みは、痛み止めの薬で、ある程度抑えられたのですが、めまいはどうしようもなくて5日間は苦しみました。「もしかして脳に問題が?」と検査したMRIでも異常なし。自分は緊張しやすくて普段から精神安定剤を飲むことがあったので、その影響かもしれないとのことでした。

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