(2)狭心症の原因は不明…10年ごとに冠動脈CT検査を

公開日: 更新日:

 記者が尋ねます。

「狭心症ってどんな症状ですか」

 アホな質問です。そんなもの言葉で言い表せません。

 今この瞬間も、世界中の病院で患者は医者の前で、自分の症状を一生懸命伝えようとしていますが、病気の症状なんて人それぞれ。言葉にしたらそれぞれ違います。

「何があなたを病院に来させたのですか?」と医者に聞かれたら、患者が答えるべき100点満点の正解は「なんだかわからないけれども不安なんです」。そう、不安だから患者は病院にやってきて、長い時間待たされても我慢して、検査を受けて、断腸の思いで態度の悪い医者に対面しているのです。

 さて、今回は狭心症という病気の話です。心臓発作を起こすので有名な、そしてクリントン元アメリカ大統領など、歴史上の有名人も数多く罹患している病気です。

 狭心症が出てくる映画に「ドクトル・ジバゴ」があります。路面電車の車窓から主人公の医師ユーリはかつての恋人のラーラを見つけます。あわてて下車して追いかけますが、左顎、左肩、左手にかけて激しい痛みが襲い、路上に倒れこんでしまいます。オマー・シャリフによって演じられた典型的な狭心症発作です。人類最高の傑作映像作品です。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 2

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  3. 3

    Snow Man目黒蓮と佐久間大介が学んだ城西国際大メディア学部 タレントもセカンドキャリアを考える時代に

  4. 4

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  5. 5

    高市新政権“激ヤバ議員”登用のワケ…閣僚起用報道の片山さつき氏&松島みどり氏は疑惑で大炎上の過去

  1. 6

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  2. 7

    田村亮さんが高知で釣り上げた80センチ台の幻の魚「アカメ」赤く光る目に睨まれ体が震えた

  3. 8

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 9

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  5. 10

    「連合」が自民との連立は認めず…国民民主党・玉木代表に残された「次の一手」