鼻水の季節だから知っておきたい…「色」「臭い」「粘度」の意味

公開日: 更新日:

 大事なことは病気ごとに最初から治るまでの鼻水の色、臭い、粘度がどうなるか、そのパターンを記憶しておくことだという。

「例えば風邪の場合は、最初は透明でサラサラした鼻水で、以降、黄色っぽい鼻水になり、やがて緑色になります。緑色は治りかけの状態で、その後、透明のサラサラした鼻水に戻り、風邪は治り、鼻水は出なくなる。しかし、風邪が治ったのに依然として黄色や緑の鼻水が出続けると副鼻腔炎の可能性があります。病院を受診する必要があります」

 鼻水が増えるとどうしてもハナをすすりたくなる。それは正しいのか?

「私は鼻水は発熱と同じで原則は自然のままがいいと思いますが、そうもいかないでしょう。ただ、ハナすすりは注意が必要です。鼻と耳はつながっているので風邪などでハナをすすると鼻水に含まれる病原体が体の奥に侵入しやすくなります。また、花粉症などのアレルギー性鼻炎でもハナをすするとその圧力で鼓膜が内側にへこみ滲出性中耳炎などになりやすい。とくに鼻と耳の距離が短い子供は注意が必要です」

 こうしたリスクを減らすためには正しいハナのかみ方をマスターする必要がある。

「両鼻を一気にかむのではなく、片方ずつやさしくかむことで鼓膜に圧力をかけないようにしましょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 4

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  5. 5

    狭まる維新包囲網…関西で「国保逃れ」追及の動き加速、年明けには永田町にも飛び火確実

  1. 6

    和久田麻由子アナNHK退職で桑子真帆アナ一強体制確立! 「フリー化」封印し局内で出世街道爆走へ

  2. 7

    松田聖子は「45周年」でも露出激減のナゾと現在地 26日にオールナイトニッポンGOLD出演で注目

  3. 8

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  4. 9

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 10

    実業家でタレントの宮崎麗果に脱税報道 妻と“成り金アピール”元EXILEの黒木啓司の現在と今後