鼻水の季節だから知っておきたい…「色」「臭い」「粘度」の意味

公開日: 更新日:

 大事なことは病気ごとに最初から治るまでの鼻水の色、臭い、粘度がどうなるか、そのパターンを記憶しておくことだという。

「例えば風邪の場合は、最初は透明でサラサラした鼻水で、以降、黄色っぽい鼻水になり、やがて緑色になります。緑色は治りかけの状態で、その後、透明のサラサラした鼻水に戻り、風邪は治り、鼻水は出なくなる。しかし、風邪が治ったのに依然として黄色や緑の鼻水が出続けると副鼻腔炎の可能性があります。病院を受診する必要があります」

 鼻水が増えるとどうしてもハナをすすりたくなる。それは正しいのか?

「私は鼻水は発熱と同じで原則は自然のままがいいと思いますが、そうもいかないでしょう。ただ、ハナすすりは注意が必要です。鼻と耳はつながっているので風邪などでハナをすすると鼻水に含まれる病原体が体の奥に侵入しやすくなります。また、花粉症などのアレルギー性鼻炎でもハナをすするとその圧力で鼓膜が内側にへこみ滲出性中耳炎などになりやすい。とくに鼻と耳の距離が短い子供は注意が必要です」

 こうしたリスクを減らすためには正しいハナのかみ方をマスターする必要がある。

「両鼻を一気にかむのではなく、片方ずつやさしくかむことで鼓膜に圧力をかけないようにしましょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 2

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  3. 3

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  4. 4

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  5. 5

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  1. 6

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  2. 7

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール

  3. 8

    織田裕二「踊る大捜査線」復活までのドタバタ劇…ようやく製作発表も、公開が2年後になったワケ

  4. 9

    「嵐」が2019年以来の大トリか…放送開始100年「NHK紅白歌合戦」めぐる“ライバルグループ”の名前

  5. 10

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞