著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

オレキシン受容体拮抗薬が示す不眠治療の新たな展望…24年末に新薬登場

公開日: 更新日:

 そのような中、3剤目となる新しいオレキシン受容体拮抗薬のダリドレキサント(商品名:クービビック)が24年12月19日に販売開始となりました。ダリドレキサントもまた、プラセボ(偽薬)と比べて、入眠時間を約10分短縮し、総睡眠時間を20分延長することが報告されています。

 また、大正製薬は、24年9月12日付で、開発中の新規オレキシン受容体拮抗薬であるボルノレキサントについて、国内製造販売承認の申請を行ったと発表しました。新しいオレキシン受容体拮抗薬の相次ぐ上市や、同薬の処方量が増加している実態を踏まえれば、不眠症の薬物治療は大きな転換期を迎えていると言ってよいでしょう。 =おわり

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