著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

朝ごはんは糖質が多いほど目覚めがいい 海外学術誌で研究報告

公開日: 更新日:

 朝が苦手な方は多いと思います。目覚めが悪くなる原因として、睡眠の質や睡眠時間の長さ、運動習慣や食習慣が影響していると考えられます。しかし、これらの原因が目覚めの悪さにどれほど関連しているかを検討した研究は限られていました。そんな中、目覚めの良さに関連する要因を調査した研究論文が、自然科学分野の専門誌である「ネイチャーコミュニケーションズ」に、2022年11月19日付で掲載されました。

 この研究では、18~65歳の健常者833人(平均46.2歳、平均睡眠時間7.66時間)が解析の対象となりました。被験者に対して身体活動量を計測するためのセンサーを装着し、食事の摂取量や種類については、専用のアプリを使って記録してもらうよう指示しています。

 同時にアンケート調査を行い、睡眠の質や睡眠時間などが調査され、朝の目覚めの良さ(0~100点で評価し、点数が高いほど覚醒度が高い)との関連性が検討されました。

 解析の結果、普段の睡眠時間よりも長く眠ること、そして普段の起床時間よりも遅めに起きることが覚醒度の高さと関連していることが分かりました。一方で、睡眠の質と覚醒度に明確な関連性は認められませんでした。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    浜田省吾が吉田拓郎のバックバンド時代にやらかしたシンバル転倒事件

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    「いま本当にすごい子役」2位 小林麻央×市川団十郎白猿の愛娘・堀越麗禾“本格女優”のポテンシャル

  1. 6

    幼稚舎ではなく中等部から慶応に入った芦田愛菜の賢すぎる選択…「マルモ」で多忙だった小学生時代

  2. 7

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  5. 10

    フジテレビ系「不思議体験ファイル」で7月5日大災難説“あおり過ぎ”で視聴者から苦情殺到