著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

「差し込み学習」をすると勉強効率が大幅アップする

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 みなさんは勉強をするとき、どのように取り組んでいますか?

 例えば、英語を勉強する場合、「今日はリスニング、明日はリーディング」、あるいは「前半はリスニング、後半はリーディング」と、きっちり時間を分けて勉強するタイプ。もしくは、特に時間を仕切るのではなく、リスニングとリーディングを交互に勉強するタイプ。

 大きく分けるとこの2つのタイプに分類されると思います。

 実は、後者の方が勉強の効率を大幅に向上させることを示唆する、サウスフロリダ大学のローラーとテイラーが行った研究(2007年)があります。

 この実験では、小学4年生を対象に、角柱の面・辺・頂点・角の数を求める問題を解いてもらったのですが、その際24人の児童を次の2グループに分けて実施しました。

①同種の問題を連続して解くグループ(ブロック学習群)

②異種問題を混ぜて解くグループ(ランダム学習群)

 例えば①は、面の問題が8問ある場合は、続けざまに辺の問題だけを8問解く、一方②は、面↓辺↓頂点↓角とランダムに解いていくという具合です。その結果、②のグループが77%の正解率を示したのに対し、①のグループは38%にとどまったことが明らかになりました。実験を主導したテイラーらは、ランダム学習をすることで「解法を見破る力」と「記憶定着」が向上したことで、このような結果になったと分析しています。

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