著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

コンタクトレンズは何歳まで使えるのか…50代以上も大丈夫?

公開日: 更新日:

 次に、異物感がとれない。コンタクトレンズは目にとっては異物ですから、初めは当然ゴロゴロします。装用を続けていくうちに異物感は軽減していくのですが、中高年世代となると目の表面も老化して若い人ほど強くない。そのため、異物感も感じやすくなってしまいます。

 さらに、ドライアイが強い。中高年世代は、肌と同じで、目の表面の上皮細胞の保湿能力は若い人ほどありません。コンタクトレンズにはドライアイを誘発する傾向があります。保湿能力が低下した目にコンタクトレンズを入れるため、若い人よりドライアイ症状が強く出ることも。

 若い頃から使用している人は、目の表面の濡れた状態のバランスが取れていますので、ドライアイ症状はあまり出ません。しかし、50代以上から初めてコンタクトレンズを入れると、涙の分布もバランスがうまく取れず、ドライアイになる人が少なくありません。

 50代から始められるか。また、50代以降も継続して使用し続けられるか。一人一人の目の状態によって異なります。近頃はコンタクトレンズの進化も目覚ましく、遠近両用などもありますから、気になる方は眼科で相談してみてください。

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