病気に備える…もっとも頼りになる情報源は「同じ病気」の先輩
その点、親戚や知り合いに看護師さんがいたら「どこの病院がいいか」など客観的で信頼のできる情報が得られるでしょう。
それと皆さんは、これまでいろいろな病気についていろいろな機会で学習する機会があったはずです。そういった「自分とは関係ないや!」と思いながら得た情報は勘違いや伝えた人の偏見でゆがめられています。それはかつて「他人事」であって「自分ごと」ではなかったからです。
そう考えると同じ病気の先輩が頼りになります。私の場合、発作性の心房細動でカテーテル治療を受けたことがあります。患者さんに対しては「医者」としてではなく、同じ病気の先輩として、もっとも頼りになる情報源になっていると思います。そう思って、これまで3年間で100人ほどの後輩を「導いてきた」と思います。