著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【寒天】身体にこもっている熱を冷ます「夏の食べる風邪薬」

公開日: 更新日:

 寒天というと、スイーツのイメージがありますが、野菜などの寒天寄せ、テリーヌに使うなど料理にも使えます。さっぱりした梅雨のレシピにアレンジしてみてはいかが? 簡単に取り入れるなら、「ところてん」がおすすめ。野菜もプラスしておかずにしてもよいでしょう。

 寒天の夏風邪改善効果を高めるには、同じく水分代謝をアップする効能がある枝豆、キュウリ、セロリなどを組み合わせるとよいでしょう。

■寒天高齢薬膳レシピ

中華風ところてん

 体内の水気を追い出す作用に優れたところてんと、枝豆、キュウリ、セロリを組み合わせたレシピ。鶏がらスープの素でコクをプラスしたドレッシングで、食欲がないときでも美味しくいただけるサラダ風の一品です。

【材料】2人分
●ところてん 300g
●キュウリ 1本
●セロリ 1/2本
●枝豆 20粒
●ドレッシング(しょうゆ=大さじ1、酢=大さじ1、ごま油=大さじ1、鶏がらスープの素=小さじ1/2、ニンニクのすりおろし=少々、ショウガのすりおろし=少々、こしょう=適量)

【作り方】
 ボウルに水気をきったところてん、千切りにしたキュウリと、縦半分にして斜め薄切りにしたセロリ、さやから出した枝豆を入れ、混ぜ合わせたドレッシングも加えて全体をあえる。

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