著者のコラム一覧
荒川隆之薬剤師

長久堂野村病院診療支援部薬剤科科長、薬剤師。1975年、奈良県生まれ。福山大学大学院卒。広島県薬剤師会常務理事、広島県病院薬剤師会理事、日本病院薬剤師会中小病院委員会副委員長などを兼務。日本病院薬剤師会感染制御認定薬剤師、日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師といった感染症対策に関する専門資格を取得。

若者に広がる「ゾンビたばこ」は命にかかわる危険ドラッグだ

公開日: 更新日:

 注視すべきは、この手の違法ドラッグが市場やSNSを通じて若者に広がっている点です。普通のたばこと勘違いし、軽い気持ちで手を出してしまうケースも少なくありません。「たばこ風だから安全」という誤解がリスクになっているのです。

 かつて「脱法ハーブ」が社会問題となりましたが、規制されても次々と新しい化合物が登場し、いたちごっこが続いています。だからこそ、薬剤師には啓発活動が求められます。「ゾンビたばこは決してトレンドではなく、命にかかわる危険ドラッグだ」というメッセージを繰り返し伝えていく必要があるのです。

【連載】クスリ社会を正しく暮らす

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