若者に広がる「ゾンビたばこ」は命にかかわる危険ドラッグだ
注視すべきは、この手の違法ドラッグが市場やSNSを通じて若者に広がっている点です。普通のたばこと勘違いし、軽い気持ちで手を出してしまうケースも少なくありません。「たばこ風だから安全」という誤解がリスクになっているのです。
かつて「脱法ハーブ」が社会問題となりましたが、規制されても次々と新しい化合物が登場し、いたちごっこが続いています。だからこそ、薬剤師には啓発活動が求められます。「ゾンビたばこは決してトレンドではなく、命にかかわる危険ドラッグだ」というメッセージを繰り返し伝えていく必要があるのです。