(1)日本の摂食障害の患者数は24万人、死亡率は5%
「思春期に女性ホルモンのエストロゲンの分泌が低下し、その状態が長く続いていると、子宮自体が小さめになります。それが胎児の発育不全などにつながり、低体重児(出生時の体重が2500グラム未満)になるリスクも増えると考えられます」
日本の低体重児の出生率は2015年では約9.6%(令和3年度厚労省人口動態統計)で、欧米先進国の平均約7%と比較して高くなっています(「2015年における低出生体重児の国別・地域別・世界的推定値と2000年からの傾向:体系的分析」「ランセット・グローバルヘルス」2019年5月)。
日本女性のやせ過ぎは子どもにも影響する可能性があるのです。 =つづく
(医療ジャーナリスト・油井香代子)