専門家が指南…乳がんの手術・再建後のブラジャーの選び方

公開日: 更新日:

 インプラントに入れ替えたときも、エキスパンダーと同様で術後1カ月はピタッとしたタイプのブラを選ぶ。エキスパンダーもインプラントも最初の1カ月は下着選びに特に注意を払うべき期間になる。

「厚生労働省が認可し日本で保険適用となり、現在生産されているインプラントはラウンド型のみになります。日本人の胸では、ラウンド型の上方部のボリュームを抑えた方が自然なきれいな見た目になりやすいです。患者さんによっては、バストバンドを使って、上の部分を押さえる場合もあります」

■治療内容によってポイントが異なる

 自家組織再建では、乳腺を切除した部位に自家組織(お腹や背中の脂肪などの自分の組織)を入れて乳房を再建する。この場合、乳房を圧迫しない下着を選ぶ必要がある。きついブラジャーを使うと、毛細血管が圧迫されて、細胞が壊死しかねない。

「術後、半年ほどは、ふわっと胸にまとうようなブラジャーを使ってください。カップ付きのキャミソールでもいいのですが、最近のものはカップがしっかりしていて意外にきついので、注意が必要です。2サイズほど大きめのものを使うのもひとつの方法です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン