(2)「がんセンター」「大学病院」「総合病院」の特性を知る
がん診療連携拠点病院はしっかりした治療実績と専従の医師、緩和ケア病棟やがん相談センターなどを全て備えているので、安心して治療を任せることができる施設です。前回はこちらを病院選びの第一歩にすべきと紹介しましたが、それでもすぐにひとつに絞るのは難しいこともあるでしょう。
なぜなら、がん診療連携拠点病院は皆さんがよくご存じの「がんセンター」のほか、「大学病院」や「公立・民間の総合病院」などがあり、それぞれ一長一短があるからです。
たとえばがんセンターは高度な治療が受けられさまざまな臨床研究や治験が実施される一方、数の少なさから通院に時間がかかりすぎたり、がんに特化した病院なので、他の持病がある場合の連携の難しさがネックになることがあります。
大学病院や総合病院には多くの科があるので、すでに持病で通院中の場合は病院内で連携をしてもらいやすい面があります。ただ、大学病院は、臨床研究や治験が受けやすい一方で、旧態依然とした縦割りの構図が残り、チーム医療の意識が希薄なところがあったり、外来の待ち時間がとてつもなく長くなることもあります。


















