若々しい記憶力を持つ高齢者「スーパーエイジャー」になる秘訣
80歳を過ぎても、40~50代のような若々しい記憶力を持つ人たちのことを“スーパーエイジャー”と呼びます。国内外の研究機関では、なぜそれほどまで元気に過ごせるのか──さまざまな調査が行われているのですが、重要なポイントとして「社交性(人とのつながり)」が共通して挙げられています。
例えば、スーパーエイジャーという言葉を定義し、25年以上にわたって調査を続けているノースウェスタン大学のマヘールらは、次のような研究を行っています。スーパーエイジャー、そして同年代の平均的な記憶力を持つ高齢者双方のグループに対して、42項目のアンケートを行い、「自律性」や「人生の目的」など6つの分野を調べました。
すると、多くの項目では両グループに差はなかったものの、「他人とのポジティブな関係性」のスコアだけは、スーパーエイジャーが圧倒的に高い数値を示し、満足度の高い人間関係を有していることが分かったといいます。
また、両グループの脳を調べたところ、スーパーエイジャーたちは感情や注意力をつかさどる「帯状皮質」という部位が厚く保たれていることも判明し、「フォン・エコノモ・ニューロン」という、社会的なやりとりに重要だとされる特別な神経細胞が、普通の高齢者よりもたくさんあることも分かりました。


















