雪道ですってんころりん…「尻もち認知症」に気をつけろ

公開日: 更新日:

 雪の訪れとともに転倒事故が急増する。特に高齢者にとって、雪道での「尻もち」は単なる痛みだけでは済まされない深刻なリスクをはらんでいる。じつはこの尻もちが、後に「慢性硬膜下血腫」(CSDH)という脳の病気を引き起こし、認知症のような症状を招くことがある。

 慢性硬膜下血腫とは、頭部に軽い衝撃を受けた後、脳と硬膜の間にじわじわと血液がたまっていく病気。初期には症状がほとんどなく、数週間から数カ月後に頭痛、歩行障害、記憶力の低下などが現れる。これが認知症と似た症状を示すため、見過ごされることも少なくない。

「尻もちをついただけなのに、まさか脳の病気になるなんて思いもしませんでした」

 こう語るのは、都内の70代の男性。昨冬、自宅前の雪道で転倒し、尻もちをついた。頭を打った記憶はなかったが、春ごろから物忘れがひどくなって、家族の名前も混乱するように。病院で検査を受けた結果、慢性硬膜下血腫と診断され、手術によって症状は改善した。

 相武台脳神経外科(神奈川県相模原市)の加藤貴弘院長が言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  3. 3

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  4. 4

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  5. 5

    SNSで大バズリ! 高市首相の「激ヤバ発言動画」発掘がブームに…中には悪質な切り取りも

  1. 6

    『ヘイ・ブルドッグ』ポールの見事なアドリブに感じるコーラスグループのすごみ

  2. 7

    有望高校球児の進路事情に異変! 青学大は「ドラフト指名と同等の価値」「明大より上」とプロスカウト

  3. 8

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  4. 9

    新庄日本ハム舵切り「2位シフト」 騙し騙し起用の万波中正をついに登録抹消

  5. 10

    東京・銀座、KK線再生で誕生、東京スカイコリドーは高さ8.5メートル天空の遊歩道