著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

若々しい記憶力を持つ高齢者「スーパーエイジャー」になる秘訣

公開日: 更新日:

 それだけではありません。マドリード工科大学のストレンジらが行った、ヨーロッパの1000人以上を対象にした大規模な調査でも、同様の傾向が確認されています。ストレンジらはさまざまな調査を行っているのですが、その一つに119人の高齢者(スーパーエイジャー64人と、普通の高齢者55人)に対し、記憶力テストに加え、脳のスキャン、血液検査、生活習慣に関する詳しい聞き取りを行ったものがあります。

 その結果、食生活や睡眠時間に大きな差こそない一方で、スーパーエイジャーは中年期にとても活動的な日々を送っていたことや、精神的な健康状態が良好であることが分かりました。

 彼らの脳は、普通の高齢者に比べて脳の萎縮が非常にゆっくり進んでいたことも判明し、「老化への抵抗力を持っている」と研究では結論付けています。

 先のノースウェスタン大学の「他人とのポジティブな関係性」が良好だったという結果は、マドリード工科大学が示した「中年期に活動的な日々を送っていた」たまものとも言えます。人生はまさしく地続きで、若い時分の行動が、年を重ねた自分にポジティブな反応をもたらしてくれるのです。それは、健康面だけに限らないというわけです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る