若々しい記憶力を持つ高齢者「スーパーエイジャー」になる秘訣
それだけではありません。マドリード工科大学のストレンジらが行った、ヨーロッパの1000人以上を対象にした大規模な調査でも、同様の傾向が確認されています。ストレンジらはさまざまな調査を行っているのですが、その一つに119人の高齢者(スーパーエイジャー64人と、普通の高齢者55人)に対し、記憶力テストに加え、脳のスキャン、血液検査、生活習慣に関する詳しい聞き取りを行ったものがあります。
その結果、食生活や睡眠時間に大きな差こそない一方で、スーパーエイジャーは中年期にとても活動的な日々を送っていたことや、精神的な健康状態が良好であることが分かりました。
彼らの脳は、普通の高齢者に比べて脳の萎縮が非常にゆっくり進んでいたことも判明し、「老化への抵抗力を持っている」と研究では結論付けています。
先のノースウェスタン大学の「他人とのポジティブな関係性」が良好だったという結果は、マドリード工科大学が示した「中年期に活動的な日々を送っていた」たまものとも言えます。人生はまさしく地続きで、若い時分の行動が、年を重ねた自分にポジティブな反応をもたらしてくれるのです。それは、健康面だけに限らないというわけです。


















