(8)がんの予防と早期発見に役立つ検査や対策は?
ちなみにHPVワクチンの接種は諸外国で進んでいます。しかし日本は2013年に積極的勧奨が停止、22年から再開した経緯があるため接種率はまだ低め。早く広まることが望まれます。公費助成の定期接種ができるのは若年層(性交渉前)が中心で、任意接種は数万円かかることもあります。詳しくは自治体に問い合わせてください。
なお、男性もこのワクチンを接種することで同じウイルス性の肛門がんや尖圭コンジローマなどの予防につながりますし、パートナーを守ることにもなりますので、海外では推奨されています。
乳がんは40歳以上の女性を対象に、自治体がマンモグラフィー検査(乳房エックス線検査)を行っています。40歳未満の方はとくに自治体により推奨されている検査はありませんが、近親者で若くして乳がんや卵巣がんになった人がいる場合は、BRCA(ブラカ)と呼ばれる遺伝子の変異がある可能性を考えておいてもよいかもしれません。
米国の女優アンジェリーナ・ジョリーさんが遺伝子検査によりBRCA変異が陽性で「乳がんのリスクが高い」ことから13年に予防的乳房切除手術を受けたことが話題になりました。JOHBOC(日本遺伝性乳癌卵巣癌総合診療制度機構)認定の基幹病院などに問い合わせてみるのがいいでしょう。
ネットなどで大々的に広告を打っている市販の遺伝子検査はおすすめしません。医療機関の検査のようなレベルでの遺伝子変異の検出ができるわけではないからです。 =おわり



















