花見酒が好きな中高年は知っておきたい…酔っばらうとまぶしく感じるのはなぜ?
顔の神経をつかさどる三叉神経は痛みだけでなく羞明にも関わっていて、アルコールはその抑制や興奮のバランスを崩す。光刺激を「不快」「痛み」として処理する。また、お酒を飲むと軽いドライアイ状態になりやすい。利尿作用により全身の水分が減少するからで、涙も減る。逆に涙の蒸発を増加させるからだ。ドライアイになると角膜の表面が涙で保護されず、むき出しとなる。結果、光が乱反射するうえ、神経が刺激を受けやすくなり、まぶしく感じる。
「白内障やドライアイでも羞明症状が生じます。お酒を飲むとその症状が強く出るため、自覚症状のない初期の白内障やドライアイではお酒を飲んだときだけに羞明症状が出ると勘違いする場合もあるかもしれません。また、自覚のない脳梗塞や脳卒中が原因でないとも言いきれない。大事なことは疑問を疑問のままにしないことです。気になる症状があれば主治医に尋ねることです」
最近は60歳を過ぎても働く人が多いため、自分の体を過信しているケースが少なくない。しかし、加齢と共に確実に肉体は老化している。体の動かし方もお酒との付き合い方も、若い頃とは変える必要がある。それには、加齢により、体を動かす神経の反応が衰えていき、若い頃とは異なる感覚が起こることを自覚し、そのメカニズムを知る努力をすることだ。


















