(12)初めての要介護認定調査とMRI…昭和1ケタ女は強かった

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 あまりに現実と違うので「どこかにつかまらないと危ないよね」「股関節が悪いんだよね」「無理して外出して転んだよね」。口を挟むと「この子は心配性だから」とはねのけ「早く家に帰ってひとりでくつろぎたいよ」と虚勢を張る。なんて憎らしい!

 調査員が帰った後、川石さんに感想を求めたところ「皆さん同じように強がりを言います。大丈夫、きっと要介護2くらいになると思いますよ」。心強い言葉が返ってきた。

 午後からはMRI検査だ。狭い空間に押し込まれ、ガーガーピーピーと大音量が鳴り響くアレだ。おかんは初体験なので怖がらないか心配しつつ検査室に送り出し、技師に「高齢で初めての体験なのでよろしくお願いします」と丁寧にお願いした。

 20分後。ケロリとした顔で出てきたおかんはひと言。「大したことじゃなかったよ」。こちらの心配などどこ吹く風状態。喜んでいいのか悪いのか……。

 しかしその結果は診察室で画像を見た瞬間、理解できた。見事に腰椎のひとつが崩れ変形していたのだ(写真)。すると担当医はひと通りの説明を終えると、治療はコルセットを装着することになると宣言した。

【連載】シニアな息子と母の介護物語

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