著者のコラム一覧
中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

デーモン閣下が広島で啓蒙…がん検診を受けない人は誤解しています

公開日: 更新日:

 がん検診は、症状がないときにがんを見つけるために行う簡便な検査。症状が出てから受診するものではなく、そもそもがん検診の目的が十分理解されていないことが見て取れます。進行がんは見つかった後の治療費も高くなりますが、早期なら経済的負担も軽くて済みます。

 サラリーマンの方は職場検診にがん検診が含まれるでしょうが、十分な説明がないこともあり、陽性と判定されても、その後の精密検査を受診しない方が少なくないことも問題です。この点についても、がん検診の目的の理解不足が、精密検査受診率の低さにつながっているとみられます。

 がん検診を無料で行う自治体は1~2割、それ以外もせいぜい500~3000円程度です。しかし、4人に1人が費用の高さをネックに受診をためらっているのは、人間ドックとがん検診を勘違いしているのでしょう。確かに人間ドックは高額ですが、自治体のがん検診は前述の通り低額です。誤解で受けないのはもったいない。

 デーモン閣下が指摘した「元気なときこそ受診を」という意識は、ぜひ全国の皆さんにもってほしいと思います。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本若菜“シャイニング顔”で奮闘も…「君の好きは無敵」視聴率4.3%からの反撃を阻む“アラ還コンビ”

  2. 2

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  3. 3

    高市首相が長崎被爆者団体に“ガン飛ばし”で大炎上! 会長あいさつ「戦争知らない」に過剰反応?

  4. 4

    消費税減税は内閣支持率V字回復の“起爆剤”にならず…あてが外れた高市自民の大誤算

  5. 5

    真夏の珍事? 共産党が“野党第1党”に大躍進したワケ…潜在読者掘り起こした電子版「赤旗日曜版」

  1. 6

    札幌でクマ出没件数が大幅減少のナゼ? 昨年は秋以降に大量出没したのに

  2. 7

    危うし「高市延命」天王山 “与ゆ党推薦候補”ポンコツ露呈…9.13沖縄県知事選 首相応援要請は見送り

  3. 8

    WEST.重岡大毅の授かり婚の事後報告に“騙された”とファン激怒 あの目黒蓮も…今も難しいアイドルの結婚事情

  4. 9

    NHKの看板報道番組「ニュースウオッチ9」もリオ五輪に浮かれていた

  5. 10

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ