90歳女性…末期の白血病でも「いつもの暮らし」を続けたい
ご自身の体が衰えてきたことや、体調が落ち込んできたことについて、ご本人もうすうす気づいていらっしゃるようです。
それでも診察では、私たちの問いかけに対して、いつも気丈に、そして冷静に丁寧に答えてくださいます。
「歯は痛い?」(私)
「痛いのはあんまりだけど、ほかのところがボロボロになっちゃった。だんだん取れてきちゃってね」(患者)
「ご飯は食べられています?」(私)
「それは食べられています」(患者)
「でも、抜けてこないから、抜けるまで待ってる感じですね」(嫁)
お嫁さんも、患者さんの様子を見ながら話してくれます。
「痛かったところは、どう?」(私)
「そこまでじゃないです」(患者)
「痛み止めをいったんやめてみますか? カロナールはあと何個くらいあります?」(私)
確認すると、15個ほど残っていました。


















