むくんでいるのに脱水…高齢者に潜む「血管内脱水」と腎障害

公開日: 更新日:

糖尿病性腎症がある患者さんでは、軽い脱水でも腎機能が悪化することがあります。尿アルブミン検査や血液検査で、腎臓の状態を定期的に確認することが大切です」

■おしっこが減ったら要注意

 では、水をたくさん飲めば血管内脱水は改善するのだろうか。答えは「その人の状態によって異なる」だ。健康な人では十分な水分補給が熱中症予防になる。しかし、心不全や慢性腎臓病の患者では、水分を取り過ぎると心臓への負担が増え、むくみや息苦しさが悪化する場合がある。一方で、利尿薬が効き過ぎれば血管内の血液量が不足し、腎機能が悪化することもある。

 つまり、水分管理は「多ければよい」「少なければよい」という単純な問題ではないのだ。

 高齢者は喉の渇きを感じにくく、水分摂取が不足しやすい。また、高血圧、糖尿病、心不全などで複数の薬を服用している人も多い。夏の暑さ、感染症、食欲低下などが重なると、血管内脱水から腎障害へ進む危険性は高まる。ただし、一般の人が自分で血管内脱水かどうかを判断するのは難しい。むくみがあるから安心、水分を控えればよい、と自己判断するのは危険だ。注意したい症状は、尿量が急に減った、強いだるさがある、立ちくらみが増えた、体重が急に増減した、足のむくみが悪化した、息苦しさがある……といった変化だという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトバンク山川穂高が“戦力外”へ崖っぷち…3カ月ぶり復帰即スタメンは「最後通告」

  2. 2

    ある「アイドル史に残る脱退劇」小瀧望&藤井流星…WEST.ファンから異例の反響 “救い”と称賛されるわけ

  3. 3

    キンタロー。は慎重にものまねしたにもかかわらず、袋叩きに遭った

  4. 4

    「恫喝暴行&中絶強要」報道のソフトバンク村上泰斗(19) 素質だけなら山本由伸クラスだったのに…

  5. 5

    青学大の4年間は「ひたすら駅伝を目指す」だけじゃない 今夏は初の海外合宿に踏み切った

  1. 6

    「橋上代行昇格は絶対ない」 巨人来季監督に浮上する松井秀喜氏、高橋由伸氏に次ぐ「第3の男」

  2. 7

    佐々木朗希の最悪すぎる“退団劇”…ロッテから優秀スタッフ3人を引き抜き、大顰蹙を買っていた

  3. 8

    井伊直政(2)「遅れてやって来た若者」が、徳川家臣団第1位の禄高に

  4. 9

    日向坂46「ひなたフェス」中止でもファンは宮崎へ「43億円」を動かした“推し活地方創生”の底力

  5. 10

    横浜・織田翔希に「直メジャー断念説」が浮上!プロスカウトは依然として1位候補で密着マーク