著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

9.11から25年でも終わらない健康被害…がん支援を受ける被災者が向き合う「次の25年」

公開日: 更新日:

 中でも懸念されるのは、がん患者の増加です。ニューヨークの被災者に医療を提供する連邦政府の「ワールドトレードセンター・ヘルス・プログラム」のデータを、ワシントンポスト紙が分析したところ、がん支援を受けている被災者の数は過去5年間で約3倍の2万7300人に急増しました。6月の時点でプログラムに登録された約5万4000人の生存者のうち、約半数ががんの支援を受けていることになります。

 アスベストによる一部のがんは、発症まで20年から40年かかることがあります。次の25年、被災者の加齢と共に発がんリスクが高まる中で、治療、保障の制度をどう維持していくかが、大きな課題となっています。

【連載】ニューヨークからお届けします。

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