震度5弱も知らせてくれず…頼りにならない「緊急地震速報」

公開日: 更新日:

「緊急地震速報」は頼りにならない――。改めて実感した都民も多いのではないか。

 16日の茨城県南部を震源とする最大震度5弱の地震。都内でも震度4を観測するエリアもあったが、テレビで緊急地震速報が鳴ったのは揺れを感じ始めてからだし、そもそも携帯電話は鳴らなかった。気象庁のHPには、緊急地震速報について「地震による強い揺れが始まる前に素早くお知らせ」なんて書いてあるが、そうなっていない。

「最初に弱い揺れを地震計が感知し、分析を始めるのに数秒、情報を送り出すのに数秒かかる。今回のように震源が近い場合、情報を送り出す前に第2波の強い揺れが来ることもあります。また、携帯電話の緊急地震速報は、震度4以上から鳴るようになっていますが、気象庁の地震計では、震度にプラスマイナスで1近くのズレが生じることもある。震度4でも3と分析し、鳴らない場合もあるのです」(気象庁地震予知情報課)

 揺れが強ければ強いほど最初の分析に時間がかかり、速報を出すのに数十秒かかる場合もあるという。あまりアテにはできない!?

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景