求人増で離職増加?アベノミクス“転職バブル”はあと2カ月

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 今月、厚労省が2011年3月に卒業した大卒者のうち、入社3年以内に離職したのは32.4%に上ると発表した。前年比1.4ポイント増で、2年連続の上昇となる。厚労省によると、離職率が高くなっているのは求人が増えているからだそうだ。いま、転職バブルが起きつつあるという。

「2014年は業界で転職の“当たり年”と呼ばれています。アベノミクスの景気回復に加え、2020年の東京五輪に向け、不動産やゼネコンを中心に即戦力を求めています」(転職サイト業界関係者)

■ブラック企業ほど人手不足

 しかし、「転職しやすい」は本当なのか。

 人事ジャーナリストの溝上憲文氏がこう言う。
「正社員として採用する場合、1~2年で退職した若手を企業は取りたがらない。一定のスキルを得るには最低3年が必要とみるからです。結局、いま人手不足なのは“離職率の高い業界”。3年以内の離職者の転職先は小売り、流通などの労働集約型、いわゆるブラック企業が多い。そもそも、アベノミクスで業績を上げたのは円安の恩恵を受けた製造輸出企業。この業界はグローバル企業が多く、採用も外国人に向きがち。国内ビジネスは建設や住宅など一部を除き、転職しやすい環境とは言いにくい」

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