海洋気象の専門家警告 バヌアツ並み巨大台風が日本を襲う日

公開日: 更新日:

 木々がなぎ倒され、家々がペシャンコにつぶされた光景にゾッとした人も多いのではないか。南太平洋の島国・バヌアツを襲った大型サイクロン・パムのことだ。損壊住宅は約3万3000戸、被災者は約16万人に上るが、まだ復旧半ばで、被害がさらに膨らむ恐れがあるという。

 パムの中心気圧は896ヘクトパスカル。最大瞬間風速は75メートルと、車も吹っ飛ぶ暴風だった。サイクロンと台風の違いは、発生エリアの違いで、決して遠い南の島の話ではない。気象現象としては同じで、日本にも同じような猛烈な強さの台風が接近する恐れがあるらしい。

 海洋研究開発機構アプリケーションラボ所長・山形俊男氏が言う。

「バヌアツ周辺は、海面水温が例年より1~2度高く、いつも以上に水蒸気が発生しやすいため、積乱雲が発達しやすい。そこにサイクロンのもとになった積乱雲の大群が西から移動してきて、サイクロンがどんどん発達。カテゴリー5の最強クラスに発達したのです。昨年8月に日本を襲った台風11号は発生当初920ヘクトパスカルで、パムと同じカテゴリー5。日本接近時は950ヘクトパスカル前後まで弱まりましたが、あのクラスの台風が勢力をキープできるような気象条件が重なると、危ない。その条件とは、“海面水温の1~2度上昇”と“水深100メートルの水温が26度になること”です」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    元俳優・遠藤雅さん NHK朝ドラ「ひまわり」をピークに仕事減り、コンビニでバイトの日々

    元俳優・遠藤雅さん NHK朝ドラ「ひまわり」をピークに仕事減り、コンビニでバイトの日々

  2. 2
    西武・山田遥楓の素性と評判 妻が同僚・源田の元アイドル妻への誹謗中傷騒動

    西武・山田遥楓の素性と評判 妻が同僚・源田の元アイドル妻への誹謗中傷騒動

  3. 3
    巨人CS自力進出消滅に加え…初の「2年連続負け越し監督」が来季も続投で本当にいいの?

    巨人CS自力進出消滅に加え…初の「2年連続負け越し監督」が来季も続投で本当にいいの?

  4. 4
    安倍氏「国葬」武道館はガラガラ危機! G7首脳参列ゼロ、“大票田”の各界代表がソッポ

    安倍氏「国葬」武道館はガラガラ危機! G7首脳参列ゼロ、“大票田”の各界代表がソッポ

  5. 5
    自民党に塩を送る野田佳彦氏の「国葬出席」…見返りが「追悼演説」なのか?

    自民党に塩を送る野田佳彦氏の「国葬出席」…見返りが「追悼演説」なのか?

  1. 6
    赤ん坊が失明を免れた!SNSの投稿動画で異常に気づいた英検眼医の慧眼

    赤ん坊が失明を免れた!SNSの投稿動画で異常に気づいた英検眼医の慧眼

  2. 7
    安倍時代が残した最大の負の遺産は「国力が衰微しているという事実が隠蔽されている」こと

    安倍時代が残した最大の負の遺産は「国力が衰微しているという事実が隠蔽されている」こと

  3. 8
    爆笑問題・太田光はなぜ嫌われる? 「まるで独演会…」“MCとしての姿勢”に疑問の声

    爆笑問題・太田光はなぜ嫌われる? 「まるで独演会…」“MCとしての姿勢”に疑問の声

  4. 9
    フリーアナウンサー・小倉淳さん 弟のようにかわいがってくれた西城秀樹さんの思い出

    フリーアナウンサー・小倉淳さん 弟のようにかわいがってくれた西城秀樹さんの思い出

  5. 10
    広瀬すずや橋本環奈らがこぞって…ギャラも高くない舞台に人気女優が出演するメリット

    広瀬すずや橋本環奈らがこぞって…ギャラも高くない舞台に人気女優が出演するメリット