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簡単じゃない田舎生活 移住支援機関が指摘する「失敗八カ条」

 札幌から114キロ離れた北海道深川市が市有地を1区画980円で売り出したのには驚いた。道央自動車道・深川IC近くの2区画とJR納内駅そばの7区画で、いずれも好立地。1区画は約100坪もある。人口減に悩まされ移住促進事業に力を入れる深川市。安倍政権の地方創生に後押しされたというが、それにしても大盤振る舞いだ。

「9件の応募があったのですが、辞退者が出たので決まっているのは5区画です。申し込みは関東や関西の方が大半で、みなさん本州。固定資産税評価額で82万~124万円の宅地なので激安分譲にはなりますが、1カ月以内に契約し、1年半をメドに家を建てて住民登録するのが条件。上物だけで2000万円はしますから、資金面で余裕がないと厳しいですよ」(財政課)

 2014年の「小規模市町村における移住・定住の要因と生活状況に関する調査」(20~50代の男女1050人対象=NTTデータ経営研究所)によると、遠方からIターンした理由は「希望する仕事の募集があった」「自然環境などに引かれた」が20.3%で同率トップ。幸福度は小さな自治体ほど低下する。「幸せ」と回答したのは、3万~4万人未満の市部が18.1%なのに対し、町村部は3.6%。格差5倍。見過ごせない数字だ。

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