上阪徹さん<3>広告制作会社に転職…手取りは7掛けにダウン

公開日:

 田舎に帰るタイムリミットは迫っていた。カラータイマーは点滅している。それなのに「東京でやりきった!」と胸を張れる状況には程遠かった。このままいても何も見いだせない――気持ちばかりが焦っていた。

 ある日、朝日新聞の求人広告に目が留まる。リクルートが初めて立ち上げる広告制作会社の社員募集だった。

「リクルートといえば営業のイメージですが、そこは制作が専門の会社でコピーライターの募集でした。それで応募したら、するすると受かっちゃって。まずは一番可愛がってくれていた7つ上の先輩に報告しました。先輩は、新入社員の僕が入ったことで、念願のデザイナー系ブランドに異動することが決まっていた。僕が抜けると異動も白紙になります。それでも『行きたいと思うなら行くべきだ』と背中を押してくれて……。感謝しています」

 上阪さんは入社式で新入社員を代表して挨拶をしている。期待の新人だった。それが2年目の夏に転職するというのだから、すんなりと了承されない。会社は大騒ぎになった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の夫は裁判沙汰に…女性芸能人が“成金”を選ぶリスク

  2. 2

    売り込みは好調も…河野景子“豪邸ローン2億円”の逼迫台所

  3. 3

    引退の稀勢の里を支える“太いタニマチ”と6000万円の退職金

  4. 4

    「ストライクが入らない」フランスアは高知で泣いていた

  5. 5

    安倍官邸“大号令”か 厚労省「実質賃金上昇率」水増し工作

  6. 6

    小池都知事「築地守る」の公約違反 跡地にカジノ誘致構想

  7. 7

    首相の姓を? 永田町に飛び交う新年号に「安」採用プラン

  8. 8

    「誰のおかげで飯食ってんだよ」同年代アイドルの怒声に…

  9. 9

    “第2のサンゴ虚報事件”で思い出す安倍首相の朝日新聞批判

  10. 10

    「史上最弱横綱」稀勢の里を生んだ“機能不全”横審の大罪

もっと見る