池田保行
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池田保行

メンズファッション誌を中心に、ビジネススーツなどメンズスタイルについて執筆するファッションエディター&ライター。

エリートはストライプ…スーツの柄がステータスを語る

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 スーツの柄はさまざまだが、単色無地のスーツは意外に少ない。多くの場合は、2色の糸を織り上げることで生地に深みを与え、場合によっては点状の織りが浮き上がる「バーズアイ」柄になっているはずだ。

 柄ものの場合、シェアが高いのはストライプだろう。無地だと思ってよく見ると、織りを変えることで縞になり、光の加減でストライプが浮き上がる「シャドーストライプ」や杉綾状の「ヘリンボーン」も一般的だ。白または色糸で細く一直線に入っているものは「ペンシルストライプ」という。この縞が破線状のものは「ピンストライプ」となる。よく、濃紺地に白細縞は、ロンドンの金融街に勤めるエリートビジネスマンが好んで着たことから「バンカーストライプ」と名付けられた。今も海外のビジネスマンにストライプスーツが好まれるのは、エグゼクティブの象徴とされているから。

 度々、スーツトレンドの俎上に載るのがチェック柄だ。「ウインドーペーン」というスケールの大きい格子柄は、おしゃれ感があるのでオススメだ。「グレンチェック」や「ハウンドトゥース(千鳥格子)」など、遠目にはグレーの無地に見えながら、近づくと柄浮きするものもしゃれている。どちらもイギリスの氏族制度に基づく由緒正しい伝統的な柄で、英国王室も積極的に着用する。特に「グレンチェック」の場合、ブルーの格子柄を重ねたものを「プリンス・オブ・ウェールズ」と呼ぶ。これは英国皇太子の別称で、若き王子にふさわしい高貴な柄ゆえ、実際に英国皇太子は若い頃に「プリンス・オブ・ウェールズ」柄のスーツを愛用するという。

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