元マトリ高濱良次さん<4>摘発で麻薬で苦しむ人を減らせた

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 現役世代には少し耳の痛い話だろう。定年退職した時にどれだけの人がそう思えるだろうか。

「私も採用面接官をやったことがありますが、今は1人か2人の募集に200人も300人も来ます。ただ、今の若者は優秀ではあるが、社会正義のために働こうという人は少ないかもしれない。面接の時に口では『社会正義のために』と言うのですが、実際の職場は月給は安いのに時間拘束は長く、危険も伴う。あまりの待遇のひどさに辞めていってしまうのです。世の中の役に立ちたいという思いがなければ、なかなか長く続けられるものではありません」

 悪い意味で公務員化しているのかもしれない。なまじ薬剤師の資格があるため、辞めても調剤薬局など働き場はいくらでもある。

「今の職場は、先輩から『そんなことも分からんのか、やめてまえ!』と言われて育つような環境とは違いますが、昔の下っ端たちはコノヤローと思って努力したもの。ピエール瀧被告の事件でもよく分かります。ピエールはすぐに落ちたが、彼にコカインを譲渡した田坂真樹被告の供述はなかなか取れませんでした。確かにLINE履歴などで起訴まで持ち込むことはできますが、私が現役の頃なら『必ずうたわせてやる』との強い思いで取り調べに臨んだものです」

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